ピノ・ノワールワインの地域別冒険ガイド
ピノ・ノワールワインの地域別冒険ガイド

ピノ・ノワールワインの地域別冒険ガイド


ピノ・ノワール

ワインの中でも特に人気な品種。

でもこのワイン、地域によって味がどう変わるのか気になりませんか?

…と言う事で

ピノ・ノワールの異なる育ち場所での特徴を探求してみましょう!

 

 

1. ブルゴーニュ(フランス)

キーワード: 優雅、繊細、花の香り

ブルゴーニュのピノ・ノワールは、繊細な果物の味わいと、花やスパイスの香りが特徴。

まるで芸術のようなワインです。

おしゃれな夜にぴったり。

 

ジュヴレ・シャンベルタン (Gevrey-Chambertin):

コート・ド・ニュイの北に位置し、非常に優れたワインを産出する町。

この地域のワインは、通常細やかで繊細な果実味が特徴です。

ストロベリーやラズベリーなどの赤いベリーの香りが印象的で、その中に花のニュアンスが織り交ぜられておりエレガントで滑らかなタンニンを備えています。

若い時点で飲んでも楽しめますが、しばらくの熟成を経るとより深い複雑性が現れ、ワインのポテンシャルが開花します。

モレ・サン・ドニ (Morey-Saint-Denis):

中央部に位置するこの地域も素晴らしいピノ・ノワールを生み出しています。

畑は鉄分豊富な粘土と石灰質の土壌で覆われており、これがワインに深みと複雑性をもたらしています。

土地の違いにより、異なる風味が生まれるのが特徴で、一般的にフルーティでありながらもエレガントで洗練された特性があります。

赤いベリーやチェリーのアロマが印象的で、その香りは非常に華やかです。

ワインはしばしば上品で滑らかなタンニンを持っており、飲みやすさがあります。

特にモレ・サン・ドニの高級なクリュ(畑)から生まれるワインは、長寿命であると同時にバランスが取れています。

シャンボール・ミュジニー (Chambolle-Musigny):

コート・ド・ニュイの南端に位置し、繊細でエレガントなピノ・ノワールが特徴。

畑は、高い標高や異なる土壌条件が特徴で、ピノ・ノワールの栽培に理想的な環境です。

一般的にはフルーティで芳醇なアロマが特徴的で、ストロベリーやラズベリー、時にはヴァイオレットのような花のニュアンスが感じられ、その香りは非常に華やかで魅力的です。

更にエレガントで繊細な特性を持っており、しばしば複雑でありながらも、上品で滑らかな口当たりがあり、ワイン全体の調和が魅力的です。

ヴォーヌ・ロマネ (Vosne-Romanée):

この村は、グラン・クリュ(最上級畑)の畑が多く存在し、その中には有名な”ロマネ・コンティ“や”ラ・ターシュ”といった畑があります。

これらの畑で育ったピノ・ノワールは、非常に高い品質を誇りエレガントで芳醇な味わいが特徴。

豊かな果実味と複雑性が絶妙に融合し、ワイン愛好者を魅了します。

ポマール (Pommard):

ボーヌ市の南に隣接するポマール村も重要なピノ・ノワールの産地です。

鉄っぽい風味を帯びており、力強い味わいが特徴で、これは土壌と気候に関係があります。

一般的には、豊かで濃厚な果実味があり、しばしば力強いタンニンが感じられます。

香りの特徴は、”赤い果実”特にレッドチェリーやいちごのニュアンスが感じられることがあります。

また、スパイスや地元の土壌からのミネラルな要素も含まれることがあります。

一部のワインは、熟成に適しており、時間とともに複雑性が増していきます。若いうちから楽しむこともできますが、数年の熟成によってその深みが広がります。

ヴォルネイ(Volnay):

ヴォルネイの畑はピノ・ノワールの栽培に適した理想的な条件を有しています。

この品種がヴォルネイの土壌と気候によって繁茂することで、エレガントで繊細な味わいが生み出されます。

フルーティで芳醇なアロマが特徴で、赤いベリーやチェリーの香りが広がり、時にはスパイスや花のニュアンスも感じられます。

そして、一般的にシルキーで滑らかなタンニンを持っており、これにより若い時点からでもワインは飲みやすく、同時に長期熟成にも対応しています。

 

 

 

2. オレゴン(アメリカ)

キーワード: 力強い、新しい、果実感

オレゴンのピノ・ノワールはアメリカンスタイル。

力強い赤い果実の味わいが楽しめます。

気取らない食事との相性も抜群です。

 

オレゴンは涼しい気候と多様な土壌を持っており、これがピノノワールの栽培に適しているとされています。

特にウィラメット・バレーという地域が有名で、冷涼な気候から高品質なワインが産出されます。

そして、オレゴンのピノノワールは、一般的にヨーロッパのスタイルに近く、フレッシュでエレガントな特徴があります。

 

 

3. マールボロ(ニュージーランド)

キーワード: 爽やか、青い果実、草原の風

マールボロ地域のピノ・ノワールは、爽やかな酸味と青い果実の風味が特徴。

まるで草原で風を感じているよう。

軽いおつまみと相性抜群です。

マールボロ地域は比較的冷涼な気候で、ピノ・ノワールの品種にとって理想的な条件です。

冷涼な気候がワインに華やかな酸味と豊かな果実味をもたらす一因となっています。

土壌は多様で、特に粘土質の土壌や砂利質の土壌が見られます。

そう言った環境から、赤いベリーやチェリーの果実味が特徴的なワインが生まれ、花やスパイスのニュアンスも感じられることがあります。

これに加えて、地域の気候がもたらす高い酸味が、ワインに新鮮でエレガントな印象を与えます。

更に、適切な熟成を経ることで複雑性が増し、さらなる風味の深みが現れることがあります。樽での熟成やボトルでの熟成など、異なる手法が使われ、生産者によって異なるスタイルのワインが生み出されます。

4. ヴィクトリア(オーストラリア)

キーワード: 豊か、濃密、ストロベリー&チェリー

オーストラリアのヴィクトリア地域では、陽光に恵まれたおかげで、濃密で豊かなワインができます。

ストロベリーやチェリーの風味が広がります。

リラックスしたディナーにぴったり。

ヴィクトリア州は多様な気候と土壌条件を抱えています。例えば、ヨーロッパアルプス山脈からの冷たい風が吹くイラワラ地域や、温暖な気候が広がるヤラ・ヴァレーなどがあります。これにより、異なるスタイルのピノ・ノワールが生産されています。

ヴィクトリアのピノ・ノワールは、赤いベリーやチェリーの果実味が支配的で、しばしばスパイシーで複雑な香りを持っています。

地域の気候差や土壌の違いにより、ワインの風味に変化が見られます。

ヴィクトリア州には様々なピノ・ノワールの生産地が存在します。代表的な産地には、ヤラ・ヴァレー、マセドン・レーンジズ、モーニントン・ペニンシュラ、グレート・ウェスタンなどがあり、それぞれの地域が異なる特性を持っており、異なるスタイルのピノ・ノワールが産まれています。

 

 

結論:

ピノ・ノワールの旅に出かけよう!フランスの優雅さ、アメリカの力強さ、ニュージーランドの爽やかさ、オーストラリアの豊かさ。どの地域も違った個性を持つピノ・ノワールが楽しめます。

気軽に試して、自分好みの味を見つけよう!

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