始めに
飲食店で働く皆さん、本日もお疲れ様です。
今回は店長の仕事についてお話させていただきます。
皆さんは、店長の仕事と聞いて何が思い浮かぶでしょうか? 経費コントロール?シフト作成?新商品考案?売上管理? …etc 色々と出てきます。 たくさんありますよね? とても大変だと思いますし、責任も多く仕事に追われてしまう店長をよく見かけます。
では、これらを全てこなしていけばOKか?
答えは半分YESでもう半分はNOです。
何故なら、これらはあくまでも手段にすぎないからです。
では、店長の仕事とは何か…
それはズバリ「数字に責任を持つこと」です。
では数字に責任を持つとは、どう言う事か?
数字に責任を持つとは、把握してコントロールして行く事。
つまり「日々しっかりと数字を追って管理し、より多くの利益を出し店舗を存続させて行く事」これに尽きると思います
では、具体的に何を管理していけばよいのか?
今回はそんなお話です。
先ずは飲食店の利益の仕組みから
経費管理のポイント
先ほど損益分岐点のお話をしましたが、そこで固定費と変動費が出てきました。
では飲食店の固定費と変動費について簡単に説明します。
- 固定費:
- 固定費とは、一定の金額が毎月必要な費用のことです。
- 例えば、家賃、水道光熱費、管理費、固定給与などが該当します。
- これらの費用は売上高の変化に関係なく、毎月支払わなければなりません。
- 変動費:
- 変動費とは、売上高や生産量の変動に応じて変化する費用のことです。
- 例えば、材料費、人件費(アルバイト代やボーナス)、食材の仕入れ費などが該当します。
- 売上高が上がれば、これらの費用も増加し、売上高が下がれば減少します。
固定費と変動費を区別することで、店舗は収益構造を理解し、経営戦略を立てることができます。
と、ここで皆さんが管理出来るものはどちらだと思いますか?
…当たり前すぎる質問でしたが、当然「変動費」になりますよね
そして、その「変動費」の代表格になるのが、「材料費」と「人件費」いわゆるFLコストです。
(※人件費の一部は固定給も入るので全てが変動費と言う訳ではない為、正確にはアルバイトスタッフ人件費等が変動費に該当します)