最近では、スーパーなどでも良質なワインが市販されているのをよく見かけます
私もたまにスーパーで市販されているワインを購入することがあります!
しかし、増えているからこそ迷ってしまうんですよね・・・
そこで!
今回はそんなスーパーでのワイン選びのご参考にしていただきたく
こんな系統のものを選ぶと良い
といった解説付きで商品例を挙げながら
品種別にどんな選び方をしたら良いのかをご説明いたします!
【目次】
1, ソーヴィニヨンブランはこの二つから
2, リースリング 甘口?辛口?
3, シャルドネはバラエティ豊か!
1,ソーヴィニヨンブランはこの二つから
二つとは何か・・・
それは・・・
王道か人気かで選ぶ
これは、【基本のワイン】か【後続組で美味しいと評価されているもの】
の違いになります
しかし、基本のものが美味しくないと言っているわけでは無く
王道だからこそ基本に忠実で特徴がわかりやすくシンプルである一方で
逆に人気なものは果実味が濃厚であったりと純粋に美味しいと分かり易いものが多いといった違いです。
まずは、【王道ソーヴィニヨンブラン】です。
王道と言えばすべてのワインに言えることなのですが
【フランス】ですよね♪
そして、このソーヴィニヨンブランでフランスと言ったら
やはり【サンセール】になります
サンセールの特徴
ハーブのような清涼感のある香りと柑橘系のフレッシュさ、そして酸とミネラルが強い
熟成させずにフレッシュさを楽しむワインが多い
そして・・・
予算も踏まえた上でご参考にしていただきたいワインは↓
ポール・ドウチェ・エ・フィス・サンセール2019
詳細は画像をタップしてください↓
フランスのロワール地方 サンセール地区で造られた王道の【ソーヴィニヨンブラン】です。
非常にシャープで魚料理やハーブ料理またはフレッシュなチーズとの相性が抜群です!
ここで、価格の考え方ですが
だいたい、サンセールのワインは2,000円台から3,000円台に落ち着いていることが多く
お手頃価格で楽しめるものが多いですし、スーパーでもよく見かけます。
そして、ヴィンテージも若いものを選ぶと
よりフレッシュできりっとした【ソーヴィニヨンブラン】を楽しめるのではないかと思います!
では次に【人気のソーヴィニヨンブラン】に移ります
人気と言えば、世界各国で評価の高い
【ニュージーランド】です。
ニュージーランドワインは生産量の66%がソーヴィニヨンブランであり
更に海外への輸出量が生産量の7割を占めており、非常にワインにとって恵まれた土壌で栽培されています。
ニュージーランドの特徴
ハーブのような青い草とパッションフルーツやグァバ等の果実味ある
トロピカルフルーツの風味が見事に調和しているソーヴィニヨンブランを産する。
そんなニュージーランド産ソーヴィニヨンブランのご参考にしていただきたいワインは↓
クロ・アンリ・プティ・クロ・ソーヴィニヨンブラン
サンセールのトップ生産者がニュージーランドの理想的な環境で双方の良さを最大限に活かし造る
フルーティでフレッシュな柑橘系アロマに加え、トロピカルフルーツ、草原を思わせる爽やかな香り
奥行きのある複雑味とミネラルの奥行きがうまく調和したワインに仕上がっています。
グレープフルーツ感がたまらないワインです。
生産者もサンセール出身なので、比較するのは面白いと思います!
ニュージーランドのソーヴィニヨンブランは
価格も1,000円台から美味しいものがそろっているので、いろいろと試してみることをお勧めします!
2, リースリング 甘口? 辛口?
リースリングに関しては
【甘口】と【辛口】
で分けていきます。
では甘口から
甘口リースリングと言えば
【ドイツ】が有名です。
そんなドイツの甘口ワインで量販店で最もよく見かけるのが
【リープフラウミルヒ】です。(ライン川沿いの規定を満たしたマイルドな中甘口白ワインにつけることができる名前)
必ずしもリースリングというわけではありませんが非常に安価で
1,000円をきるものも多く、甘口リースリングの入り口としては良いと思います。
しかし、今回はワンランク上を目指したいので
ドイツの格付けワインをご紹介します。
パウル・アンハイザーシュロスベッケンハイマー・フェルゼンベルク・リースリング・シュペートレーゼ
イエローゴールドの色調に、オイリーでハチミツの風味を持つ
やや辛口のワイン。(やや辛口と記載されているものは爽やかな甘さです。)
ヴィンテージが2000年と古酒であるため、熟成によるうまみが絶妙です。
最高クラスのワインカテゴリー プレディカーツワイン【生産地限定格付け上質ワイン】の
シュペートレーゼの肩書きを持つワイン。
ドイツのプレディカーツワインとは
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カビネット
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シュペートレーゼ
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アウスレーゼ
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ベーレンアウスレーゼ
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アイスヴァイン
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貴腐ワイン
といった名前で分けられ、下に行くほど残糖が多く高級品とされている
そして、このシュペートレーゼは爽やかな甘みであり食中酒としても楽しめる。
ドイツワインの古酒でも、こういった2,000円台~3,000円台に収まるものもある為
こういったワインを探すのも良いと思い今回はコチラをご紹介しました!
では、次は
【辛口】リースリングです。
リースリングといえば、やはり【フランスのアルザス地方】が有名です。
アルザスには多くの良質リースリングの銘醸畑があり
私もアルザスのリースリングは大好きです。
しかし今回はあえてニューワールドをご紹介します
理由としては
近年、アルザス以外の地域のリースリングの質も向上しており
素晴らしいお手本のような特徴の出るものも多くなってきているためです
そんな中でもオススメは
【アメリカ ワシントン州】
のリースリングです!
特徴
アプリコットやピーチのような濃厚でしっかりとした果実の香りに加え、フローラルさも併せ持つリースリングを産します。
そして、そんなワシントン州から
ロング・シャドウ・ナイン・ハッツ・リースリング
世界の一流ワインメーカーが集い、ワシントンワインの可能性を世界に発信するロング・シャドウのセカンドワイン。
シトラスやジャスミンなどの表情豊かな果実味あふれるリースリングです。
コチラのワインは1,000円台なので、コスパも高いと思います。
ワシントン州のワインは非常に上質なので、1,000円台~2,000円台を見つけたらすぐに購入してみましょう!
もちろん、チリやオーストラリアなんかもおススメです!
3, シャルドネはバラエティ豊か!
さて、シャルドネです。![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3H7TF9+2RFESY+1JBE+BWGDT)
シャルドネだけでも
【別品種】
と思えるほどその種類は多岐にわたっており非常に幅広い品種です
それでは
先ずは超有名どころからご紹介いたします!
ワインにあまり詳しくない方でも一度は耳にしたことがある名前だと思います。
そう
フランス ブルゴーニュ地方最北部に位置する
【シャブリ地区】
のワインです。
シャブリの名を冠するには
シャブリ地区でシャルドネを使用して造られた白ワイン
といった条件があります。
シャブリの中でも格付けがあり
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【シャブリグランクリュ】 特級畑で収穫されたブドウで造られる希少性の高い最高級品
-
【シャブリプルミエクリュ】 1級畑で収穫されたブドウで造られる
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【シャブリ】 一番シャブリらしいと言われており、シャープな酸とキレが特徴で、生牡蠣と合わせるならこのクラス
-
【プティシャブリ】 もっともカジュアルなお手頃価格のクラス
と分けられますが
今回ご紹介するのは
【シャブリ】のクラス
そうです、シャープでキレのあるキンキンに冷やして生牡蠣と合わせるあのシャブリのイメージに一番近いワインです。
ドメーヌ・ローラン・ラヴァンテュルーシャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
超難関「シャブリ・ワイン・アワード」最高評価!!
樹齢50年越えの古樹中の古樹から仕込まれるヴィエイユ・ヴィーニュ!(ヴィエイユ・ヴィーニュとは古樹の事を指します)
シャブリが持つキャラクターである、すばらしいミネラルと綺麗な酸に加え芳醇なコクとボディのある素晴らしいワインです!
シャルドネは土壌と生産者で色んな形に変化するニュートラルな品種です。
このシャブリ地区はキンメリジャン土壌と呼ばれ
微小な牡蛎の殻の化石が多く含まれミネラル豊富な風味を持ったキレのあるワインとなります。
キレのある辛口シャルドネなら【シャブリ】がオススメです!
では続いては真逆のシャルドネ!
アメリカ カリフォルニア州のシャルドネをご紹介!
特徴は
こってり濃厚!白ワインなのにフルボディと表現されることも多く
バニラ香やバター香をまとった果実味のあるクセになるシャルドネ!
まさにそんなカリフォルニアのシャルドネど真ん中と言えばコチラ↓
ブレッド&バター・シャルドネ
バニラやバターの香りなど、濃密な味わいを魅せる、古き良きカリフォルニア・シャルドネ!!
色味が濃く、アーモンドやクレーム・ブリュレの特徴もあり、口に含むと白桃やネクタリン、パイナップル、マンゴーと言ったトロピカルな果実に柔らかなミネラル、そして香ばしい樽香を感じる、豊かなワインです。
そう、これがカリフォルニアのシャルドネなんです!
もう少し安価な価格帯でも、この特徴は見られますが
やはり、3,000円台ともなれば別格です!
私は一時期このスタイルのシャルドネに大ハマリし
いろんなお店を回った記憶があります!
カリフォルニアのシャルドネ、オススメです!
では最後に
「シャルドネと言えば」
の超王道をご紹介いたします!
王道と言えば
やはりブルゴーニュ!
(まあシャブリもブルゴーニュなんですが・・別物と言う事で・・・)
ブルゴーニュの2大辛口ワインと言えば
-
【モンラッシェ】
-
【コルトン・シャルルマーニュ】
どちらもシャルドネですが、その土壌や生産者によって大きく特徴が異なります
そして、どちらもシャルドネの最高級品にして最高峰と言われています!
なので、こちらをお勧めしたいのはやまやまですが・・・
どちらも普通に購入したら何万円~何十万円してしまう代物なので・・・
お金に余裕がある方はお試しくださいね・・・♪
では、どうしたら・・・・
そうです!
同じ地区で畑が近いものを狙いましょう!
ブルゴーニュは畑一つ挟んで何万円と何十万と
そして・・・
何千円のワインが混在していることが多いんです!
それは何故か・・・
日当たりや土壌など条件が近いけど
生産者によって全く異なるものが出来てしまう不思議な現象が起こるんです!
そして、有名な畑は需要が多く価格が高騰します!
(もちろん品質が良いのですが)
でも・・・
まだ有名になっていないけど品質が良い畑が
探せばあるんです!
今回はそんなケース!
そこで
満を持してご紹介するブルゴーニュのシャルドネとは・・・
ドメーヌ・マルグリット・カリヨン・ラドワ・ブラン
特級【コルトン・シャルルマーニュ】を生む白の銘醸地 ラドワ!!
スパイシーな香りとミネラル感はまさにシャルル・マーニュの弟分!
樽香とのバランスがとれた生き生きとした果実味に白コショウのようなスパイシーな風味、上質なタンニン由来の苦みが絶妙!
このラドワですが、正式には「ラドワ・セリニィ」というアペラシオンで2つの村をつなげたもので、その所在は偉大なる.ワインを産する【コルトンの丘】の東斜面にあり、土壌も日当たりも「コルトン」や「コルトン・シャルルマーニュ」に近いものがあります。
価格は4,000円台と少し高額ですが
コルトン・シャルルマーニュの弟分を体験できると思えば安く感じませんか?
・・・もしかしたら、スーパー等の量販店では見つけにくいかもしれませんが
LADOIX【ラドワ】
のワインを見つけたら購入してみることをお勧めします!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は品種別で
【ワンランク上のワインの選び方】
というテーマで商品を例に出しつつお話しさせていただきました!
少しでもご参考になりましたでしょうか?
お役に立てていたら光栄です!
あくまで私の私見ですので、必ずしもこれが正しいというわけではありませんので
いろんなワインをお試ししてみてくださいね!
それではまたの機会にお会いしましょう♪