飲食店の予算の組み方についてご説明します!(後半戦です)
目次
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前回のおさらい
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原価設定
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人件費の設定・入力
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広告費の設定
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その他経費
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まとめ
1,前回のおさらい
前回は・・・
- シートを作成し
- 予算表の大枠を作成
- 売上を入力
ここまでだったと思います。
・・・まだこれだけか
後半戦、ちょっとボリュームが大きくなってしまいそうですね・・・
2,売上原価設定
これ、実は前回シートに入れ忘れておりましたが、相当重要です。
というか、ここと人件費のコントロールで利益に大きく作用するからです。
【設定手順】
- まかない代は(人数×200円)×日数で設定し売り上げで割って%に変換
- 劣化ロスは売り上げの0.3%で設定(飲食店ではこのくらいが平均値です)
- オーダーミスは売り上げの0.25%で設定(あくまで飲食店の平均値の為、ワイン主体の場合検証が必要)
- 理論原価率を設定する(とりあえず全商品の原価率のアベレージで設定)
- 理論原価率とまかない、劣化ロス、オーダーミスの%の部分をすべて足し、実際原価率を算出する
- 売上×実際原価率の式で売上原価を算出
そして、予算のシートの売上原価の部分に貼り付け(例によって、予算のシートの4月部分に=イコールで売上原価シートの4月部分を選択し、予算シートの4月部分から5月以降にコピーすれば次回より入力がラクになります♪)
コチラです↓こうなりますね
あ、徐々に利益が減ってます・・・
当たり前ですが・・・
3,人件費設定
さて、人件費です!
先ずはシフトモデルを作成↓
まあ・・・はじめはオーナーが頑張ります
【作成手順は】
- 前半で作成した売上シートをコピペ
- 客単価部分をを時給に変更
- 売上部分を人件費に変更
- 時給を設定
- アルバイト労働時間をシフトモデルから拾って入力
これを例によって貼り付けたら
こうなりました↑
ここまできたら、終わったようなもの!
4,広告費の設定
ここでいう広告費は、純粋に宣伝費のみを指します。
だったら初めからそう表示すれば・・・
・・・まあ、後々ほかの費用も入るかもしれないのでここは包括的に.考えます。
では、広告費ですがグルメサイトは除外して考えます
- 高額プランにしないと上位表示しない
- 大手チェーンばかりが表示されやすい
- 評価に左右されやすい 結果有料プランが勝つ仕組み
以上の理由です。(まだまだ出てきそう・・・)
こう設定しました↓
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で、
こちらも入力↓
いやあ、進んだ 進んだ♪
5,その他費用の設定
ここはサクッと
水道光熱費・・・売上げの7%で考えます。
リース料・・・冷蔵庫、食洗器、フライヤー等で30,000円くらいでしょうか
(あくまで、購入でもレンタルでもなくリースで管理をラクにしましょう!)
求人費・・・30,000円(3か月に1度)
その他・・・警備料8,000円 保険料10,000円 自治会費4,000円 消耗品費40,000円 支払手数料40,000円 ごみ処理20,000円
追加で、通信費20,000円 Wi-Fiとか固定電話ですね
で、最終的にこうなりました!
あと、50,000円くらいは前後するかもしれませんが、プロトタイプとしては良い出来かと思います!
(ごみ処理入れ忘れました・・・)
6,まとめ
今回は・・・
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シートに分けて
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大枠を作成し
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売上げを算出し
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売上原価の設定
-
人件費の設定
-
広告費の設定
-
そのほか経費
・・・と、こんな内容でご説明させていただきました!
人によっては、利益から考えていくやり方等様々あるかと思いますが・・・
要は自身が数字を追えるツールであり、更に誰が見ても使っても分かり易いことが重要であると私は思います。
何かのお役に立てたでしょうか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました! それではまた